採血での針刺し事故を予防するための器具

針2
針2

採血での針刺事故防止のために

前回は、針刺し防止機構のついた穿刺針安全針で針刺し事故予防について紹介しました。今回は、透析業務で採血をするさいの安全器具について紹介します。

回路からの採血

通常透析業務で、透析回路や、カニューラから採血する場合は、シリンジにより必要量の採血します。シリンジで採取した後に、シリンジに19G針をつけ、真空採血管に刺して採血をします。この方法では、誤って自分の手を刺してしまうリスクがあります。

このような事故を防ぐために、10年以上前から安全に採血ができる道具が発売されています。

その方法には、採血ホルダーにより採血をする方法です。

これを実施するには、採血ホルダーと回路に接続するためのアダプターが必要となります。

・採血ホルダー
ホルダー
BDのHPより

・ルアーアダプター(画像は採血ホルダーにアダプターを装着した図)
アダプタ
BDのHPより)

使い方は、採血ホルダーにアダプターを装着して、それを透析回路やカニューラに接続します。

そしてそのまま、採血ホルダー内に真空管を押し込むことにより、安全に採血ができます。

採血管使い方

 

(http://www.kyobiken.or.jp/system/site_data/site_0/page_450/version_6/file/0008.pdfより)

この方法は、とても安全性が高いのですが、物品がすべてディスポである為、コストが増えるということで、それほどすぐには浸透しませんでした。しかし、この方法が針刺し事故を防ぐ最も効果的な方法ですので、透析施設では広めていってほしいと思います。

患者から直接採血

患者から直接採血する場合は、翼状針などで穿刺した後に、上記のアダプタを翼状針に接続すればいいです。

面倒な方は、採血ホルダーに直接に針が装着されているものも販売されています。

シュアシールド

(http://www.e-focus.co.jp/medical/?mode=cate&ct=4_8_1より)

ニプロ、JMS、BDなど複数社から発売されているので興味がある方は、担当者に確認してみるといいですよ。