血液浄化療法(アフェレシス)のおすすめ書籍・本を紹介します

公開日: : 最終更新日:2015/12/31 血液浄化療法

血液浄化療法のお勧めの書籍・本を紹介します。
血液浄化療法とは、CHDF、血漿交換、血液吸着などです。

アフェレシスマニュアル (クリニカルエンジニアリング別冊)

対象:医師、ME
難易度:普通
お勧め度★★★★★

日本アフェレシス学会が発行している書籍です。アフェレシスの書籍と言ったらこれしかないと思います。血液浄化療法のほぼすべてが説明されています。血液浄化療法を施行する場合の条件、注射、方法など事細かく説明してくれています。

まず、これ一冊あれば血液浄化療法は安心だと思います。当院の腎内のDrが持っているのを見せてもらいとてもよかったので自分も購入しました。

<目次>

Ⅰ.序編

Ⅰ-1.アフェレシス治療の誕生とその歴史
Ⅰ-2.アフェレシス治療の現状と大要
Ⅰ-3.アフェレシス治療の新しい展開と今後の方向性

Ⅱ.技術編
Ⅱ-1.遠心分離法
Ⅱ-1-総論(治療の基礎)
Ⅱ-1-Ⅰ.ドナー・フェレシス
Ⅱ-1-Ⅱ.遠心分離式アフェレシス治療

Ⅱ-1-各論(各種機種の特徴と操作法)
Ⅱ-1-a.カリディアンBCT 株式会社
Ⅱ-1-b.ヘモネティクスジャパン合同会社
Ⅱ-2.膜分離法
Ⅱ-2-総論(治療の基礎)
Ⅱ-2-Ⅰ.膜分離の基礎
Ⅱ-2-Ⅱ.単純血漿交換法
Ⅱ-2-Ⅲ.二重膜濾過法
Ⅱ-2-Ⅳ.二重膜濾過法の変法(DFサーモ法など)
Ⅱ-2-Ⅴ.冷却濾過法
Ⅱ-2-Ⅵ.持続的血液透析濾過法
Ⅱ-2-各論(各種分離器と関連機器の特徴)
Ⅱ-2-a.川澄化学工業株式会社
Ⅱ-2-b.旭化成クラレメディカル株式会社
Ⅱ-2-c.株式会社カネカメディックス
Ⅱ-3.吸着法
Ⅱ-3-総論(治療の基礎)
Ⅱ-3-Ⅰ.吸着材の基礎
Ⅱ-3-Ⅱ.吸着分離の基礎
Ⅱ-3-Ⅲ.吸着療法の基礎(種類と適応)
Ⅱ-3-各論(各種吸着カラムと関連機器の特徴)
Ⅱ-3-a.株式会社カネカメディックス
Ⅱ-3-b.旭化成クラレメディカル株式会社
Ⅱ-3-c.東レ・メディカル株式会社
Ⅱ-4.血球除去・採取法
Ⅱ-4-総論(治療の基礎)
Ⅱ-4-Ⅰ.白血球・顆粒球除去療法
Ⅱ-4-Ⅱ.末梢血幹細胞採取
Ⅱ-4-各論(血球除去関連機器の特徴)
Ⅱ-4-a.旭化成クラレメディカル株式会社
Ⅱ-4-b.株式会社JIMRO
Ⅱ-5.体外循環法の基礎
Ⅱ-5-Ⅰ.抗凝固薬
Ⅱ-5-Ⅱ.バスキュラーアクセス
Ⅱ-5-Ⅲ.置換液
Ⅱ-5-Ⅳ.小児に対する体外循環
Ⅱ-5-Ⅴ.体外循環における生体反応とアフェレシスの副作用

Ⅲ.臨床編
Ⅲ-1.肝疾患
Ⅲ-1-a.劇症肝炎と急性肝不全
Ⅲ-1-b.術後肝不全
Ⅲ-1-c.慢性肝不全とacute on chronic
Ⅲ-1-d.C型慢性肝炎
Ⅲ-2.腎疾患
Ⅲ-2-a.ネフローゼ症候群
1)巣状糸球体硬化症
2)その他
Ⅲ-2-b.急速進行性糸球体腎炎(ANCA関連血管炎を除く)
Ⅲ-2-c.紫斑病性腎炎
Ⅲ-2-d.糖尿病性腎症
Ⅲ-2-e.コレステロール塞栓症
Ⅲ-3.膵疾患
Ⅲ-3-a.重症急性膵炎
Ⅲ-4.循環器疾患
Ⅲ-4-a.冠動脈疾患
Ⅲ-4-b.拡張型心筋症
Ⅲ-4-c.慢性閉塞性動脈硬化症
Ⅲ-4-d.バージャー病
Ⅲ-4-e.脂質異常症
Ⅲ-5.リウマチ・膠原病
Ⅲ-5-a.全身性エリテマトーデス
Ⅲ-5-b.関節リウマチ
Ⅲ-5-c.ANCA関連血管炎
Ⅲ-5-d.抗リン脂質抗体症候群
Ⅲ-5-e.その他の膠原病関連病態
Ⅲ-6.神経疾患
Ⅲ-7.炎症性腸疾患
Ⅲ-8.免疫異常
Ⅲ-9.血液疾患
Ⅲ-9-a.血液過粘稠度症候群
Ⅲ-9-b.TTP/HUS
Ⅲ-10.血液型不適合妊娠
Ⅲ-11.小児腎疾患
服部元史
Ⅲ-12.皮膚疾患
Ⅲ-13.敗血症
Ⅲ-14.多臓器不全
Ⅲ-15.薬物中毒
Ⅲ-16.移植
Ⅲ-16-a.造血幹細胞移植
Ⅲ-16-b.腎移植
Ⅲ-16-c.肝移植
Ⅲ-17.自己血輸血
Ⅲ-18.再生医療
Ⅲ-19.がん
Ⅲ-19-a.樹状細胞ワクチン療法

Ⅳ.保険診療請求とアフェレシス
Ⅳ.保険診療請求とアフェレシス

アフェレシスマニュアル より改変して引用>

SPONSORED LINK

続いては、CHDF等のCRRT専用のお勧めの書籍です。

CRRTポケットマニュアル 第2版

対象:医師、ME
難易度:普通
お勧め度★★★

CHDFに限定して紹介している書籍です。CHDFは、疾患により補液量、透析液量を適正に設定することで治療効果が高まります。この書籍では、疾患別のCHDFの施行方法について分かりやすく紹介してくれています。

CHDFについて勉強したいなら、とりあえずこれを買っておけば間違いないと思います。ただ、CHDFの看護などについては、書かれていないので、医師やME向けの書籍だと思います。

<目次>

総論
I.すぐ治療開始するために
1.CRRTはだれに行うか?(花房規男)
Renal indicationとnon-renal indication/AKI患者におけるCRRTの選択まで(腎前性・腎後性の除外)
AKIにおける腎代替療法施行の選択/持続か間欠か/Non-renal indication
2.何を:モードの選択(浅田敏文)
モードの種類/透析と濾過/除去効率/血液濾過の弊害/特殊な病態に対するCRRT/海外におけるCRRT
3.どのように:処方の決め方(土井研人)
CRRTの処方とは/CRRT処方の実際
II.医療用器材
1.補充液・透析液(土井研人)
組成/安全性に配慮した製剤設計/血液透析用透析液の組成と補充液との比較/酢酸フリー透析液
2.ヘモフィルタの選択(片桐大輔)
膜素材/膜のサイズ/膜の材質/使用時,使用後の注意/そのほか考慮するべき点
3.バスキュラーアクセス(岡本好司)
CRRTにおける既存バスキュラーアクセスの位置づけ/カテーテルの種類/挿入箇所
挿入時トラブル/メンテナンストラブル
4.抗凝固剤の選択とモニタリング(虎戸寿浩)
抗凝固剤の必要性/CRRTで用いられる抗凝固剤の種類と特徴
5.CRRT装置に表示される数値(渡邊恭通)
各種測定値の概要/各種測定値の変化/各種設定値
III.トラブルシューティング
1.施行中のトラブルシューティング:機器操作(山本裕子)
アラーム発生時の基本/各種アラームとトラブルシューティング
2.合併症:血圧低下(野入英世)
血圧低下のメカニズムとCRRT/全身状態の把握/血圧低下と病態/治療上の注意
3.合併症:出血(古瀬 智)
出血の原因/出血を認める場合のCRRT
4.合併症:電解質異常(花房規男)
低下しやすい電解質/そのほか注意が必要な電解質/モニタリングの重要性
IV.よりよい理解のために
1.CRRTの原理(花房規男)
拡散と限外濾過/治療法/その他の治療法
2.CRRTの治療量の考え方(花房規男)
補液・透析液の流量を決める原則/物質の除去/体内からの物質の除去
疫学的・介入試験の結果による設定/保険診療上の問題点
3.CRRT終了のタイミング(土井研人)
間欠的治療への移行/RRTからの離脱
4.急性腎障害重症度分類(野入英世)
KDIGO分類について/重症度分類の運用
各論
V.CRRTの適応
1.腎疾患:AKIに対するCRRT(土井研人)
いつCRRTの適応と判断するのか?/CRRTか間欠的血液透析か?
2.腎疾患:ESRDに対するCRRT(小丸陽平・根岸康介)
背景/対象/CRRTのモダリティ選択/CRRT施行時のバスキュラーアクセス
CRRTからの離脱とIHDへの移行/ESRD症例でのCRRT施行時の留意点
3.循環器疾患:CCUでのCRRT(片桐大輔)
心不全に対するCRRT/心臓外科手術とCRRT/慢性腎不全,末期腎不全に対する治療
4.敗血症および高サイトカイン血症(土井研人)
サイトカイン,敗血症,non-renal indication/CRRTによるサイトカイン除去の理論
CRRTによるサイトカイン除去の実際
5.多臓器不全(中村謙介)
MOFとAKI/MOFにおける腎代替療法の開始基準/MOFにおける腎代替療法のモダリティ選択
MOFにおけるCRRTの浄化条件/MOFにおけるCRRTの離脱
6.急性肝不全・劇症肝炎(野入英世)
急性肝不全・劇症肝炎/患者状態の把握/治療上のポイント/治療の効果と目標
7.急性膵炎(中村元信)
急性膵炎の定義と診断/治療
8.ARDS(急性呼吸窮迫症候群)(比留間孝広)
急性呼吸窮迫症候群(ARDS)/肺腎連関/ARDSとCRRT
ARDSに合併する呼吸性アシドーシスをCRRTで補正する場合の注意点
9.周術期のCRRT(山下徹志)
周術期のAKI/周術期のCRRT/抗凝固薬の選択
10.頭蓋内疾患(本田謙次郎)
頭蓋内疾患でCRRTを要する疾患/頭蓋内圧に関する病態生理
頭蓋内疾患と腎代替療法
11.その他:代謝障害,薬物中毒など(中村謙介)
代謝障害に対する血液浄化の適応/原因物質の除去が可能か
血液浄化法の選択(CRRTでよいのか?)/原因物質の除去を目的として血液浄化が適応となる中毒
12.小児・乳幼児のCRRT(和田尚弘)
適応となる病態/開始時期/CRRT施行の具体的条件
VI.CRRT施行中の検討項目
1.輸液(花房規男)
考え方/実際の輸液/維持期/術後/その他の電解質
2.栄養(深柄和彦)
栄養サポートチーム(NST)が遭遇する困難/腎不全患者へのエネルギー・蛋白質投与量
CRRTを必要とする病態の代謝の特徴/急性腎不全における栄養不良の発生
CRRTに伴う体内の栄養素の変化/CRRT時の栄養療法
3.薬剤(山本武人・大野能之)
CRRT導入患者への薬物投与の問題点/CRRTによる薬剤除去の原則/CRRT導入患者に対する抗菌薬の投与量設計
CRRT導入患者に対する薬物の投与量調節のチェックポイント
4.人工腎臓の性能評価(小丸陽平・渡邊恭通)
背景/「血液浄化器の性能評価法2012」/集中治療分野における性能評価の実際
治療効率の指標としての濾過クリアランス
5.吸着型CRRT(土井研人)
吸着性能/フィルター寿命/吸着により除去される物質/物質除去と臨床的効果
6.バイオマーカーを用いたCRRT(野入英世)
血清クレアチニン値との比較/重症度の検出/バイオマーカーによるCRRTの考え方
7.海外大規模臨床研究,国内治療の現状と方向性(土井研人)
CRRTにおける至適な条件設定/今後のCRRTにおける臨床研究の方向性
8.院内クラウド化情報管理システム(ICMCI)を活用したCRRT施行中の情報管理(八反丸善裕)
遠隔モニタリングの必要性/ICMCIの概要/期待できる効果/今後の展望
9.国内治療の現状~診療報酬データベースからの報告~(岩上将夫・康永秀生)
Diagnosis Procedure Combination(DPC)/集中治療室におけるCRRTとIRRTの使い分けとその転帰

CRRTポケットマニュアル 第2版目次より引用】

SPONSORED LINK


関連記事

ACH-∑

CHDFの条件設定方法(血液・透析液・補液流量の設定)

CHDFでは、血液流量(QB)、透析液流量(QD)、補液流量(QP)、濾液流量(QF)と

記事を読む

ACH-∑

腹水濃縮再静注療法(CART)の基礎知識

CARTとはCell-free and Concentrated Ascites Reinfusio

記事を読む

ACH-∑

CHDF中の看護とトラブル対応について

ICU(集中治療室)で行われるCHDFのプライミングや開始は臨床工学技士が行うことが多いですが。臨床

記事を読む

ACH-∑

CHDFの圧力や回路、ポンプの見方について看護師や新人ME向けに説明します

CHDFの回路の説明 今回は、ICUの看護師さんや、新人ME向けにCHDFの回路や各圧力について簡

記事を読む

IMG_0055

平成26年度改定の血液浄化療法の『処置料と材料価格』についてまとめました

今回は、血液浄化療法の処置料と材料価格についてまとめました。これらは、2年に1度改定されます。現在は

記事を読む

no image

CRTTでのPMMA膜とAN69ST膜のサイトカイン吸着の性能差は?

セプザイリス100とCH1.8Wの吸着量を比較してみた 強引な比較ですが Clinical En

記事を読む

no image

潰瘍性大腸炎の治療で行われる白血球除去療法(LCAP、GCAP)とは

白血球系細胞除去療法は、患者末梢血液から炎症細胞や免疫担当細胞を除去することにより病態を改善させる治

記事を読む

no image

単純血漿交換療法の設定、治療条件について紹介します

今回は、血液浄化療法で良く行われる単純血漿交換療法について紹介します。血漿交換療法は、他にも二重濾過

記事を読む

no image

二重濾過血漿交換療法(DFPP)の基礎知識を紹介します

DFPPとは DFPPとは、double filtration plasmapheresisの略称

記事を読む

リポソーバ

LDL吸着療法について

LDL吸着療法とは LDL吸着療法は、LDLを吸着除去することによる閉塞性動脈疾患の治療を目的

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

SPONSORED LINK
ジョブスルー
面接
新卒の臨床工学技士の就職・転職の苦労について

はじめに 年を越して、就活をしている臨床工学技士の学生の多くが就職先

さわやか
コメディカル専門の求人紹介会社『ジョブスルー』とは?

ジョブスルーの代表である土屋さんに、ジョブスルーの特徴と、企業理念につ

ds
任天堂DSで医療の勉強できるソフトを紹介します!

DSで医療の学習 透析室で働く看護師・技士は透析の知識以外にも、幅広

風呂
ヒートショックに注意!予防法を紹介します。

ヒートショックに注意! 12月~1月は、ヒートショックの頻度が最も多

パソコン
透析業務をするCE・看護師に役立つサイト5選!

透析及び医療機器管理をしているNs・CEに役立つサイトをまとめたので紹

患者さん
透析患者の飲水・食事指導について(EASEプログラムを活用しよう)

食事管理ができない患者指導に 透析患者さんは、透析間の食事や飲水量な

→もっと見る

  • 広告募集
PAGE TOP ↑