透析で使用する人工血管(AVG)の動脈側と静脈側の判別方法を紹介します。

グラフト3

人工血管の動脈側と静脈側の判別できますか?

何も見ないで人工血管の、動脈側と静脈側を判断することができますか?

グラフト作成の知識がある方は、グラフトの形や切開の部位で大体は判断できると思います。透析の経験の少ない場合は、どっちがどっちだか判断できないかもしれません。

実際には、カルテを確認して動脈側と静脈側を確認すればいいです。ただ、記載されている情報が必ずしも正しいとも限りません。記載ミスや転写ミスを起こしている可能性もあります。

そんなことは、めったにないことかもしれませんが、記載された情報だけに頼らず、自分でも確認することができたら確実性が上がりますよね。

今回は、人工血管の動脈側と静脈側の流れを判別する方法について紹介します。

 

AVGの動脈側と静脈側の判別方法

グラフトの流れの判断は、触診により可能です。

確認方法を以下に紹介します。

 

①AVGのループ状の屈曲部位を圧迫して、10秒程血流を完全に遮断する。

②血流を遮断した状態で、もう片方の手の指先でAVGの右側と左側に触れて拍動を確認する。

グラフト流れ確認

③血流を遮断した状態で、拍動を感じた部位が動脈側となります。

④例えば、以下の図のように右側が拍動があったとします。そうなると、その部位が動脈側となります。

グラフト②

⑤拍動を触れた部位が動脈側となりますので、以下のような血液の流れということが分かります。
グラフト3

まとめ

グラフトの流れを確認する方法は非常に簡単です。実際に試して、現在記載されているカルテが正しいか確認してみてはどうでしょうか。