透析看護師の不安とは?転職前に気になる悩みについて・・・

不安

今回は、透析看護師に転職しようと思っている看護師さんや、透析室に異動になって不安を感じている看護師さんの為に、透析看護師の不安について紹介します。

私自身は、臨床工学技士として透析室で10年近く働いています。看護師ではないですが、透析室の仕事は、看護師と臨床工学技士で同じように行う業務が多いです。また、仕事について看護師さんの悩みや相談を聞くことが多いので、それらの体験を生かして紹介したいと思います。

透析看護は「初めてで不安」

透析経験がない看護師が初めて透析室で働く場合「透析の経験がないけど大丈夫だろうか?」と、悩むことが多いそうです。

  • 透析室の業務は、一般病棟と大きく異なる。
  • 透析では、太い針を刺さなければならない。
  • 透析患者さんとの人間関係は大丈夫だろうか?

などなど、不安でいっぱいになる看護師さんも多いようです。

ある年配の看護師さんから、『昔のことだけど、一般病棟から透析室に移動が決まったときは泣いていた。』という話を聞いたことがあります。それほど透析室の仕事は、「難しい・大変」という先入観が強いようです。

実際には、透析室の仕事に慣れた看護師さんは、透析室が居心地がいいようです。病棟への異動を伝えられても、『透析室から一般病棟にはもう移りたくない。ずっと透析室にいたい』と拒否するのをたくさん見てきました。

特殊な業務も多いですが、透析室で働くメリットもたくさんあるからです。

透析室で働くには、「透析装置の操作方法」「プライミング方法」「患者さんの名前」などなど新しく覚えなければならないことが最初は、沢山あります。病棟から病棟に移動するよりは最初は大変です。ただ、大変なのは最初だけです。

一通りの業務を覚えると、同じことの繰り返しが多いので2~3か月程度でルーチン業務には慣れます。透析業務は、慣れると『体力的には楽である。こんないい仕事はない。』と語る看護師さんも多いです。

 

新卒の看護師でも働けるのか不安

基本的には、総合病院では最初から透析室に配属されることはありません。幅広い看護業務を学ぶために一般病棟に配属されます。透析室の仕事は、専門性が高いですが業務内容が偏っている為、幅広い看護業務を学びにくい為です。

新卒の場合は、総合病院などの一般病棟で働くのがいいと思います。総合病院では、看護師育成の研修プログラムがしっかりと整っているので体系立てて勉強することができます。

子供が小さくて夜勤ができない。という看護師さんの場合は、若くても透析室で働いている方もいます。

新卒でも、どうしても透析がやりたい!という看護師さんの場合は、2,3年一般病棟で働いて基礎知識を身に着けたうえで異動(転職)するのがいいでしょう。

 

「針刺し業務」が不安

透析で使用する針の太さは、17G~15G程です。この太い針で穿刺をするのが怖い。という話もよく聞きます。確かに、私も最初は躊躇しました。こんな太い針を刺すのは怖かったです。

技士の場合は、学校などでも穿刺の練習はないので、就職して初めて穿刺をすることになります。最初は、透析用の針でスタッフの血管で練習させてもらいました。

その後、血管が太くて簡単なシャントがある患者さんから穿刺をさせてもらいました。慣れてくると、少しずつ難易度の高い血管の患者さんの血管を穿刺します。

技士の場合は、最初の方はけっこう失敗もたくさんします。患者さんには申し訳ないですが、失敗しながら少しずつうまくなる。という感じです。

看護師の場合は、普段から静脈注射をしているので最初からスムーズにできる人も多いです。慣れてしまえば。シャント血管は、末梢の静脈と比較してかなり太いので簡単です。(もちろん難しい患者さんもいますが・・・)

難しい血管の患者は、ベテランのスタッフが穿刺したり、失敗が続くようならほかの人が変わって穿刺します。過度な心配は必要ありません。

 

透析室の「人間関係」が不安

会話

透析室の場合は、スタッフ同士よりも患者さんとの人間関係の方に苦労することが多いようです。私は、八方美人なので患者さんとの人間関係に関してはそれほど苦労した記憶はありません。ただ、患者さんによっては、あるスタッフに関しては極端に毛嫌いするような場合も多くみられます。

患者さんとの人間関係でストレスをため込まない為には、「全ての患者さんから好かれなければならない」という考えを捨てることだと思います。

人間どおしの付き合いなので、好き嫌いや相性などはどうしてもあります。拒絶される場合は、一定の距離を保つことも必要です。

ただ、相性の悪い患者さんがいるということは、相性のいい患者さんもたくさんできます。

透析看護師は「難しいのか」が不安

透析室のルーチン業務は誰にでもできる内容です。難しいのは、患者さんに信頼される看護師になったり、透析の仕事をやりがいを見つけて頑張れるかということです。これは、性格や適性、意欲などによって決まると思います。やってみないと分かりません。

透析室で長く働いている看護師の場合、「透析の仕事を好きでやりがいを持って働いている」という看護師と、「透析の仕事は楽だから。」と割り切って働いている看護師さんのどちらかに分類されます。

 

透析看護師は「忙しいのか」が不安

透析室の仕事が忙しいかは、患者数に対するスタッフ数により大きく変わります。ただ、多くの看護師さんの話では、『病棟勤務と比べると、忙しくない。』ということだそうです。

透析の仕事で忙しいのは、透析開始と、終了の1時間くらいです。あとはゆったりとしている。というのが多くの意見です。

残業の有無についても、残業がある施設と、残業がない施設に2分されます。残業が多い施設の場合は、人件費の削減の為、あらかじめスタッフ数を少なくしています。人数が少ない分を、一人ひとりの勤務時間を伸ばして埋めようという方針です。

残業がない施設の場合は、必要数のスタッフ人数を確保しているということです。スタッフ数が少ない施設の場合、残業による年収が少し上がりますが、人が少ない分、有休などの休みがとりずらいです。

子供が小さかったりなど、急に休まなければならないという心配が多い場合は、充分なスタッフ数が確保された、残業がない施設で働くのがいいです。(残業の有無については、事前に看護師転職サイトを利用して確認してもらうと良いでしょう。)

 

透析看護師が「続けられるのか」が不安

透析室で働き始めて、すぐは「このまま透析室の仕事を続けられるのか?」と不安になることがあります。私も、働き始めて、1週間後くらいからは、毎日辞めたい。と思いながら働いていました。

透析室にきたばかりの場合は、「覚えることがたくさんあったり、慣れない穿刺で失敗したりなど」落ち込むようなこともときどきあると思います。ただ、そこですぐに辞めてしまってはもったいないです。透析業務のやりがいを見つけたり、透析の仕事が楽しくなってくるのは、日常業務に慣れて、心に余裕ができてからです。

最初の2~3か月さえ乗り越えることができれば、比較的長く続けられる仕事だと思います。

 

透析看護師の不安まとめ

人間誰しも新しいことを始めようとすると、沢山の不安が現れます。不安を解消するには、まずやってみるという姿勢です。特殊、難しいなどと言われる透析看護師の仕事ですが、実際のところは悪い噂が先行しているだけのように感じます。

確かに向き、不向きはあるので、試しに一度働いてみる価値は十分にあります。

 

透析病院に転職を考えている場合は、看護師転職サイトの利用が便利です。

以下に使い方をまとめましたので、よかったら読んでみてください。

>>>転職サイトを使った「透析施設の探し方」

 

 

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