透析患者が災害時に備えておきたい物品リストを紹介します!

避難

災害時の備えについて

大規模な地震、台風、洪水など大きな自然災害が発生して、避難生活をしなければならなくなった場合、透析患者は、人一倍苦労すると思います。ただ、災害が発生した場合にどのように行動するか事前に決めていたり、非常時の道具をまとめていると少しは精神的な余裕ができると思います。

今回は、大規模な災害が発生した時に用意しておくべき道具一式について簡単に紹介します。患者さん以外にスタッフの方も、災害時に持っていく道具をしっかり準備して置くことはとても大切だと思います。

以下必要な道具一式を一覧で羅列します。

<医療関係>
常備薬・内服薬
お薬手帳のコピー
身体障害者手帳のコピー
特定疾病療養証のコピー
保険証
透析条件カード

<食べ物・飲み物>
飲料水(健常人の半分が目安:1日750ml程度)
非常食

<日用品>
現金や貴重品
AM/FMラジオ
懐中電灯
衣料品
生理用品
下着類 など

上記の一覧で、赤色で示したものについてもう少し詳しく紹介します。

予備の薬

大規模な災害時は、病院に患者が殺到して薬が手に入らないことがあります。すべての薬の予備を確保することは難しいので、直接命にかかわる薬くらいは用意しておきましょう。

血圧の薬、不整脈の薬、血栓を防ぐ薬、カリウム吸着薬などです。分量については最低1週間分程度あるといいと思います。

透析条件カード

普段通っている透析施設で透析をすることができなくなった場合は、他の施設で透析をすることになります。その時に、普段どのような透析条件で治療しているのかということが分からないと透析することができません。

特に、災害時は電話などがつながりにくいので施設に問い合わせて確認することは困難です。

透析条件カードは、『DW、透析膜、血流、抗凝固剤、投薬など』透析をするうえで必要な情報を記載して、それを見ることですぐに透析の準備をすることができます。

ただ、透析条件は、頻繁に変わりますのでまめに更新することが必要です。更新されていないとまったく意味がありません。ただ、カードは作ったものの、更新がまめにできないのが多くの施設で問題となっています。

飲料水

透析患者の場合は、通常の人よりも水を飲む量は少ないですが、災害時にでも必要量の水分は必ず確保する必要があります。脱水だと血液が濃縮されてエコノミークラス症候群、脳梗塞などのリスクが増大します。

飲料水としてはミネラルウォーターがお勧めです。緑茶、ウーロン茶などでもカリウム、ナトリウムが少量含まれているからです。お茶がいいという場合は、比較的カリウムが低いお茶としては、キリンの生茶、ウーロン茶、伊藤園のおーいお茶、アサヒ十六茶が紹介されていました。

非常食

災害時には、避難場所にて非常食が支給されますが、それらの食品は、透析患者があまり食べてはいけないものが非常に多いようです。バナナ、牛乳、カップ麺、塩おにぎり、野菜ジュースなどです。このような食事では、塩分やカリウム、水分の管理が難しくなります。そこで、自分自身で、1週間程度の非常食を携帯しておくことが必要です。

用意しておくと便利な食品としては、以下の食品があげられます。リンやカリウムが少なめでしっかりとエネルギーを取ることができる食品が以下になります。

低リンミルク・・・リン、カリウムが非常に低くエネルギーを得ることができます。
低リンミルクLPK 20g×15スティック×2箱セット

カロリーメイト・・・手軽にカロリーを得ることができます。
カロリーメイト ブロック 4本入 4種×各3個
フルーチェ・・・保存が効きます。
アルファ米・・・パウチに湯を注ぐだけで、ご飯が炊けます。
尾西食品 アルファ米12種類全部セット(非常食 5年保存 各味1食×12種類 )

缶入りパン・・・やわらかいパンが食べられます。
アキモト おいしい備蓄食 6缶セット(オレンジ・レーズン・ストロベリー 各2)

AM/FMラジオ、懐中電灯

災害時に情報を入手する一番確実な方法がラジオです。災害用として、ラジオとライト、充電器などが一式になった道具も販売されています。
SONY FM/AMポータブルラジオ シルバー 手回し充電対応 太陽光充電対応 LEDライト内蔵 スマホ充電可能 ICF-B99/S

 

(参考文献:バイエル薬品株式会社 透析と栄養を考えるDigest book)