
目次
透析室が寒い場合の対策方法を紹介
最近、透析中の患者さんから『寒い。』と訴えられることが度々あります。透析では、血液を体外に取り出したり、除水により末梢の循環不全が起こるので寒いと感じやすくなります。
業務をしている職員は、動いているので非常に熱く、特に返血時などは感染対策でエプロン・ゴーグルをしていると、特に暑く感じます。このように、患者さんとスタッフでは暑さに対する感覚が異なるため、空調の設定値でお互いストレスを感じることがあります。
基本的には、患者さんの訴えを優先に考えて適温に設定するべきだとは思いますが、適温に設定されているにもかかわらず寒いと感じる場合は、患者さん自身も何らかの準備をしたらいいと思います。
今回は、透析中に寒い場合に患者さん自身でできる対処方法を紹介します。
透析中の寒さ対策
暖かい服を着る
当たり前の対策ですが、透析中に寒いと感じやすい方は、暖かい服を着ることが必要です。あまり重ね着するのもしんどいので、暖かいインナーや薄めのダウンを着用するのがいいです。
袖なしダウンジャケットなどおススメです。
暖かい毛布を持参する
透析室の布団は、ペラペラで薄い場合が多いと思います。コストや洗濯の関係上あまり分厚いものは使用できません。そこで、暖かい毛布(Heat Warm 発熱あったか毛布など)を持参するのが有効です。
電気毛布・アンカー
透析室の電源コンセントを使用できる場合は、電気毛布やアンカーなどを使用してみてはどうでしょうか?電気毛布では、暖かさを自分の好みで調整できるので周囲の温度に対応して設定を変えることができます。
アマゾンで購入⇒パナソニック 電気しき毛布 140×80cm
USB電源モバイルヒーター
その他、透析中に保温するのに有効な道具を探していて見つけたのがこれ、USB電源式の保温ひざ掛けです。
モバイルバッテリーに接続することで、毛布を加温することができる商品です。
Amazon⇒広電(KODEN) USB電源式ブランケット、電気ひざ掛け毛布
モバイルバッテリーは、付属しないので別にAnker PowerCore 10000などのモバイルバッテリーが必要です。
ホッカイロ・湯たんぽ
透析室の電源設備が使用できない場合は、ホッカイロもしくは、湯たんぽが有効です。
ぬくっ子 貼るカイロ お徳用 60個入まとめ
冬場の室内での快適な温度は、20度、湿度40~60%と言われています。この温度でも、寒いと感じる場合は自分自身で寒さ対策をしてみてはどうでしょうか?
スタッフの場合は、寒いときにはカーディガンを羽織るといいです。ピュアナースでは、看護師用のカーディガンなどもたくさん販売されているのでよかったら参考にしてください。