『透析技能検定試験 2級』の勉強方法について

透析技能検定試験

たくさん透析関係の資格はありますが、今回は透析の資格の中でも初級で初めに取得したい資格である透析技能検定試験2級について紹介します。臨床工学技士だけでなく看護師さんにお勧めしたい資格です。

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透析技能検定試験とは

透析技能検定試験は、平成20年から始まった検定試験で『実際に血液透析業務を遂行する能力があるか』ということを判定する試験です。試験は、2級と1級があり、2級は『維持透析の基本的な業務ができるか(初級)』、1級は『職場環境全体のマネージメントとトラブル時の対応ができるか(上級)』といった、実践的な内容が問われる試験です。

2級の試験は、筆記試験と映像を見ての○×テストのような問題だったと思います。4年前に受験して合格しましたが、少し記憶が薄くなっています。

受験するメリット

透析技能検定試験を受験する為に勉強することにより、普段何気なく行っているルーチン業務について、なぜこのように行っているのか?と考える機会が増えて、業務に対しての理解が深まり、患者さんに透析について質問された時などもスムーズに返答することができるようになります。

また、試験内容は各学会が作った透析についてのガイドラインに準拠して造られているのでそれらのガイドラインを覚えることにより安全に透析業務を行う基本的な知識が付けられると思います。

給料アップにはつながる施設は少ないと思いますが、転職時のアピールにはなると思います。

受験資格

看護師・準看護師・臨床工学技士の資格を持ち、透析業務の経験が1年以上とされています。

難易度

2級については、比較的やさしい問題がほとんどでした。普段の行っている業務を理解していれば合格できると思います。

検定料

1万5千円

透析技能検定試験2級の勉強方法

勉強方法としては、普段の一つ一つのルーチン業務(日常業務)について、なぜこのようにしているのかということを他人に説明できるようにしておくといいです。
例えば、なぜ穿刺は、このように刺すのか、返血の手順はなぜこのようにしているのか、なぜ透析患者さんにはリンの吸着剤を処方しているのか、透析回路からの採血はどうするのか、透析の配管はどのような薬剤で消毒しているのか、などなど身の回りのことが説明できるようになっていれば簡単に合格できると思います。

また、試験問題は各学会のガイドラインに準じて作られているのでそのガイドラインを熟読して覚えることが大切です。

他には、旬の話題も出題されます。たとえば、診療報酬が改定された年などでは、透析についての診療報酬についても聞かれます。私が受験した時は、丁度透析液水質確保加算ができたときだったので、そういった旬の話題が多かったです。

試験内容のガイドラインは以下のものです。
「透析医療事故防止のための標準的透析操作マニュアル」
「透析液清浄化ガイドライン Ver. 2.00」 (公社)日本臨床工学技士会
「血液浄化器の性能評価法2012」 (社)日本透析医学会
「エンドトキシン捕捉フィルタ(ETRF)管理基準」 (社)日本透析医学会
「透析用血液回路標準化基準(Ver.1.00)」 (公社)日本臨床工学技士会
「透析装置等安全基準ガイドライン」 (公社)日本臨床工学技士会
「透析液水質基準と血液浄化器性能評価基準2008」(社)日本透析医学会学術委員会報告
「臨床工学技士基本業務指針2010」日本臨床工学技士会 臨床工学合同委員会

ガイドラインについては、ガイドライン名をグーグルで検索すればPDFで配布されているのでダウンロードできます。

試験についてより詳しくは、公式のホームページをご覧ください。
透析技能検定試験

透析技能検定試験2級の勉強や、透析の基礎を勉強する参考書を探している方は
最新透析ケア・マニュアル―基本の技術と事故・トラブルを未然に防ぐ知識 がお勧めです。120ページ程なので、挫折することなく一通り透析の学習ができます。タイトルの通り、実践的な内容なので、透析技能2級の学習には、向いていると思います。また、中古では、値段が安いのもうれしいです。

下に目次を、紹介します。私がもっているのは、改定版の前のものなので今発売しているのと多少異なる部位があるかもしれません。
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