プレフィルドシリンジによる透析業務の効率化について

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維持透析で使用するヘパリンは、プレフィルドシリンジを使っているでしょうか?プレフィルドシリンジとは、注射器の中にあらかじめ薬剤が補充されておりそのまま希釈せずに使用できる注射のことを言います。プレフィルドシリンジを使うメリットとデメリットをまとめました。

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従来の方法

従来では、維持透析で使用する抗凝固剤は、ヘパリンの原液をシリンジで吸って、それを生理食塩水で希釈して準備していました。
当院では、Drに指定された患者ごとに異なる量のヘパリンをシリンジで順番に吸っていきます。そして、原液を吸ったシリンジを他の人がチェックしてそのチェックした人が生理食塩水で希釈する。といった方法で準備していました。

原液のアンプルから希釈して使用するメリットは、プレフィルドよりも薬品代が単純に安いというメリット以外他は、短所しかありません。

プレフィルドシリンジを使うメリット

プレフィルドシリンジのメリットは、かなり感じます。

準備がすぐにできる。(よって人件費削減)
ヘパリンの量の間違いや、希釈ミスの恐れがない。
ヘパリンの汚染のリスクがない。
準備時の針刺し事故の恐れがない。

個人的意見

ヘパリンをプレフィルドに変えて一番感じるメリットは、時間短縮です。プレフィルドシリンジを使う前は、透析患者100人分の抗凝固剤を準備するのは複数人で行ってもかなり時間がかかりました。特に、時間短縮により朝の出勤時間を遅らせることができたのが一番のメリットでした。

北里大学病院でもプレフィルドを使用したメリットが紹介されています。かなり詳しく書かれているのでこちらも是非参考にしてください。プレフィルドシリンジ製剤の有用性について(北里大学病院)

ちなみに皆様の施設では、どのようにされていますか?

教えていただけると助かります。