医療情報電子化管理と法律について

情報

病院で取り扱う情報とは?

病院内で取り扱う情報は、カルテ(診療録)、画像、検査結果などの患者の病態や治療を判断するための情報の他、住所、氏名、家族構成などの個人情報などがあります。これらの情報は、法律により、数年間保存するように義務付けられています。その為、情報の量は年々増加するので紙媒体で情報を保存する場合は、物理的な保管場所を圧迫します。

 

診療録の保存義務

診療録の保存については以下の法律が定められています。

  1. カルテ(診療録)は、5年間保存すること。(医師法24条)
  2. カルテ以外の日誌、処方箋、手術記録、放射線写真は、2年間の保存義務(医師法21条1項14号,同法施行規則20条11号)
  3. 保険診療においては、「診療録以外の療養の給付の担当に関する帳簿及び書類 その他の記録」がその完結の日から3年間の保存を行う義務がある。(保健医療機関及び保健医療療養担当者規則9条)

 

特に、③の完結の日から3年間の保存義務というのは、透析患者の場合、患者さんが転院したり、亡くなってから3年間ということです。その為、透析中の経過表などは莫大な量になります。

 

情報の電子化

紙媒体で情報を保管するよりも、電子化して保管するほうが管理しやすく、物理的スペースも必要ありません。その為、平成11年4月診療録等の電子化への保有が認められ、今日では多くの医療施設で紙のカルテから、電子カルテに移行されています。