リン吸着剤『ピートル チュアブル錠』が承認されました。

薬キッセイ薬品が2014年11月以前より製造販売認証の申請を行っていた、高リン血症治療薬である『ピートル チュアブル錠』の製造販売認証が2015年の9月28日より取得されました。

チュアブル錠とは、かみ砕いて唾液で溶かして飲む錠剤のことあり、水を必要としません。

キッセイ薬品は、フラグミンやフルスタンなど透析領域の様々な薬品を開発している製薬会社です。

今回、認証されたのは、ピートル チュアブル錠というリン吸着剤です。このリン吸着剤の原料は、酸化水酸化鉄だそうです。鉄といえば、2014年度にも鳥居薬品よりクエン酸第二鉄を原料としたリオナという新しいリン吸着剤が販売されています。

リオナでは、鉄を原料としているため、リオナを服用すると血液中の鉄濃度が上昇するという合併症がありました。そのため、高フェリチン血症の患者や肝障害患者では、リオナの服用は難しい状況にありました。

ピートルの酸化水酸化鉄も、リオナと同様に消化管でリン酸と結合して体内にリンが吸収されることを防ぎます。

今回発売された、ピートル チュアブル錠も同様に血清の鉄が上昇するのでしょうか?

リン吸着剤は、どこの会社の製品も何らかの副作用が発生する頻度がとても高いです。

さっそくチュアブル錠の添付文章の副作用を確認してみました。

臨床試験での副作用は
・下痢の発生率が20%
・鉄の上昇が約2%

というように、おおむねリオナの副作用と同じような傾向になりそうです。

鉄(フェリチン)が高値の患者や、肝炎患者では慎重に使用する必要がありそうです。

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