透析室は男性看護師におすすめか!?適性、メリット・デメリットを紹介します。

介護

男性看護師が多い診療科は、「精神科、OP室、ICU、内視鏡、救急など」ですが、それとならんで透析室も男性看護師の比重が多いように感じます。

私も透析室で働いていますが、男性看護師は看護師の中でも非常に重要視されているように感じます。

今回は、透析業務に転職や異動を考えている男性看護師さんに向けて、男性の看護師が透析室で働くのはどのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。

透析室の仕事が人気がある理由

まず、男性女性関係なく看護師の透析室勤務のメリットについて紹介します。

・体力的な負担が少ない

透析室の看護師の仕事は、「大変そう、透析患者さんは面倒・・」などといったイメージを持つ人も多いようですが、実際には、病棟の仕事と比較すると体力的には楽であるように感じます。

総合病院で働いていた時の経験ですが、病棟勤務から透析室に移動してきた看護師さんは日に日に太っていきます。

病棟では不規則だったり、業務がハードでやつれている看護師さんも多いのです。透析室では、基本的に日勤勤務、残業も少なく決まった時間に始まり決まった時間に終わります。

精神的に余裕ができて太るのかもしれません。

・日曜日が休み

透析室は、既婚者が多いです。人気の理由は、日曜日が休みで日勤の勤務が多いからです。

家族との時間を確保するために、結婚をきに透析室に転職されたという看護師さんも多いです。施設によっては夜間透析を行っていることがあり、1週間に1回くらい準夜勤務もある場合もあります。ただ、事情があれば日勤だけで調整してくれる場合もあります。

ということで、既婚者や小さな子供がいるがフルタイムで働きたい。という看護師さんにも透析は人気があります。

・ゆったりと仕事ができる

透析の仕事は、透析の始まりと終了の1時間くらいが忙しくてバタバタしますが、それ以外の時間は落ち着いてそんなにやることがありません。(ぺちゃくちゃ話していて患者さんからクレームがでることもあります。)

そして、業務内容も決まったルーチン業務が多いので慣れると体力・精神的な負担は少ないです。

総合病院では、年配の看護師さんは透析室ではさぼれるという理由で必死にしがみついている人もたくさん見てきました。ゆったりと仕事をしたい人には、良いと思います。

透析の仕事は、機械の操作など複雑で難しいというイメージがあるそうです。実際には、操作する手順やボタンは決まっているのでそれほど難しくありません。(iPodタッチにパソコンから音楽をダウンロードするほうが難しいです。)

トラブルがあったり、機械の操作で分からなくても誰か近くにスタッフがいるので教えてくれます。

男性看護師の透析室での仕事内容

透析室の仕事は以下のになります。特に、男性だからできないというような業務はありません。

  • 薬剤の準備
  • 透析器のプライミング
  • 透析開始の穿刺・機械操作
  • 透析中のバイタル確認
  • 血圧低下(急変時)の対処
  • 透析終了時の返血
  • 片付け
  • 物品準備
  • 患者の看護(傾聴、フットケア)
  • 患者指導
  • 掃除・片付け

男性看護師が透析室で働くメリット

・力仕事もあるので重要視される

透析患者さんは年々高齢化して、車いすやストレッチャーなどで来院される患者さんが増えています。

患者さんを移動したり抱えたりするのは力がいるので男性看護師は非常に頼りにされます。また、患者さんの中には怒鳴ったり・暴れたりするような状況に出くわす場合もありますので、体格の大きな男性看護師がいるととても安心です。

・男性が多いので働きやすい

女性だけの職場は、陰湿だったり空気が悪いというような話を聞くことがあります。透析室では、臨床工学技士など男性も多いので環境的にも働きやすいと思います。

私も男性の看護師が一番仲良くなれました。職種も違うので上司の愚痴なども言いやすかったです。看護師と技士が仲が悪い病院も多いのでそういう施設では橋渡し役のよな存在にもなります。

・給料はまあまあ

病棟の看護師と比較すると外来病棟の仕事では、夜勤手当がない分給料が安くなる傾向があります。

ただ、透析室では危険手当などが付く施設も多く、地域差もありますが経営状況の良い病院では比較的年収もよい施設も多いです。

・患者さんが嫌がらない

病棟の仕事では、清拭やおむつ交換など女性の患者さんからは男性看護師は嫌がられることがあります。

透析室では、そのような業務はほとんどない為、男性だからといってできない業務はほとんどありません。

男性看護師が透析室で働くデメリット

・仕事がマンネリ化しやすい

個人的な考えですが男性看護師は、モチベーションが高い人が多いような気がします。その為、「新しいことをしたい。いろんなことを経験したい。いろんな病気の看護をしたい」という考えを持つ人もいます。

透析自体は、非常に奥が深く、勉強することはたくさんあります。ただ、透析をすることで患者さんは、治癒することもなく、毎日が同じことの繰り返しでマンネリ化しやすいとも言えます。

その為、飽き性、新しいもの好き、束縛されるのが嫌(←全部私ですが・・・)の人には向いていないかもしれません。

マンネリ化しない為に、学会に参加したり、研究発表をしたり、透析の資格を取ったりなど、日々目標を立てて仕事をしていかなければなりません。

透析室で働く素質と適正について

機械の操作、穿刺などは慣れれば誰にでもできるようになります。手技的なことや頭の回転の良さなどはそれほど求められません。

透析室で最も、大切なのは地味なことをコツコツ続けられる真面目さ、そしてコミュニケーション能力だと感じます。透析のルーチン業務は、地味なことも多いですがミスをすると命にかかわるようなことも多いです。

また、一日おきに同じ患者さんと接することになるので患者さんと会話したり、相談を聞いたりなど、患者さんと接するのが好きな人に向いていると思います。

透析室での看護師のもっとも大切な仕事は、慢性腎不全という大きな病気を抱えて精神的にも・体力的にも弱っている患者さんを励ましたり癒しながら日常生活の援助をすることです。

このように生涯にわたって長期的に患者さんを看護することに対して興味ややりがいを感じれるなら転職だと思います。

その他、「体力的に楽だから」「子供が小さいときだけ透析室で」などと割り切って働いている看護師さんもいます。それはそれでオッケーだと思います。

透析クリニック・病院に転職する場合の注意点

透析の仕事と言っても施設により、業務内容や忙しさなど違います。できるだけ自分の理想やライフスタイルに合った透析施設を選ぶと幸せになれます。以下に、どのような透析室の特徴があるのかを簡単に書きます。

・クリニックと総合病院

透析を行っている施設は、医院やクリニックなどの個人病院もしくは、総合病院の2つに分けられます。昇給額や、福利厚生の面では公的な総合病院がいいでしょう。

総合病院の場合は、入社するときに透析室で働けるかをしっかりと確認しておく必要があります。ただ、総合病院では部署移動などがあるのでずっと透析室にいるというのは難しいかもしれません。

数年後に、病棟に移動してくれないか?などと声がかかるかもしれません。

透析クリニック・医院では、部署移動の心配はありません。ただ、透析の仕事以外にも外来診療の補助業務なども交代で行うことになります。

クリニックなどの外来診療は、夕方までおこなっていますので日によっては少し帰宅時間が遅くなることもあるかもしれません。

・透析患者の数・ベッド数

施設によって、透析患者さんの総数、透析装置の数も異なります。患者さんの数はもちろん多いほうがいいです。病院の収入が多く経営が安定しています。開院したばかりの施設では、ベッド数10台とかくらい。多い施設では、100台以上の透析装置があります。

・透析サイクル

透析サイクルで多いのは、火木土は朝・昼の2クール、月水金は朝・準夜の2クールです。オーバーナイト透析といって深夜の透析をしている施設は、夜勤業務もあるので注意が必要です。

・施設の運営歴

開院して数年の施設、10年以上の施設などなどいろいろあります。ちょっと注意しなければならないのは、開院して新しい施設です。

開院後はしばらくは、透析患者さんも少なく経営が安定していません。経営が安定していないと、ボーナス、昇給なども期待できません。ただ、開院当時から一緒に頑張ってきたという信頼などは得られるかもしれません。

・医師の特徴

透析室の経営方針は、医院長の独裁政治です。医院長のやりかたにより透析方法が決まります。「お金儲けタイプ、患者崇拝タイプ、なんでも自分でもやりたいタイプ、あんまり透析分かってませんタイプ」などなだ、いろんな特徴のドクターがいます。

こればっかりは、実際に働いているスタッフに聞いてみるか実際に働いてみないと分かりません。面接や見学時にどのような方針か、どのような透析を目指しているのかなど、聞いていみるとなんとなく分かるかもしれませんね。

ちなみに、患者さんのことを第一に考えているDrであれば、長時間透析などを実施していますし、P、Ca管理もしっかりされています。金儲けタイプでは、4時間透析、中には3時間透析を実施している施設も聞いたことあります。

・穿刺業務

穿刺については私も、新人時はに、とても苦労をしました。ただ、できるようになると透析業務について非常に自信になりますし、患者さんからの信頼が強くなります。

施設によって、医師だけが穿刺をしたり、看護師と技士が行っていたりなどいろいろあります。たいていの施設では、看護師も穿刺をすることになりますが医師だけがしている施設も10%程度あるそうです。

どうしても穿刺が嫌だという場合は、穿刺をしなくてよい施設を選べばいいと思います。ただ、できることが多いほうが将来的には自分の財産・飯のタネになるので穿刺をする施設に行ったほうがいいと思います。

・学会発表について

学会発表は、クリニック・総合病院を問わずどこでも行っています。業務評価や昇給などの重要な評価になりますので積極的に行いたいものです。

特に、透析クリニックでは学会発表や研究をしないと本当に毎日同じことの繰り返しで飽きてしまうので積極的に学会発表はしたほうがいいです。私も最初は人前で話すのは、死ぬほど緊張しましたが、なれるとなんてことないです。

・スタッフの人間関係について

病院勤務でみんなが一番悩んでいるのはスタッフ間の人間関係だと思います。これは、相性や運などもありますが結局は自分自身で割り切ることが大切だと思います。

合わない人はどこに行ってもいます。苦手な人や嫌な人とどのように付き合っていくかという能力を磨いていくしかないです。

・給料・年収

透析クリニックの時給や年収は、地域差なども大きいです。また、残業の有無なども年収に影響があります。残業の有無は施設によりけりなので面接や、求人サイトなどで確認するといいです。

男性看護師の透析業務まとめ

今回は、透析室で働く男性看護師の適正やメリット・デメリットについて紹介しました。個人的には、透析の仕事は一生涯かけて勉強できるやりがいのある仕事だとおもいます。

今回の紹介で透析の仕事に興味を持たれたら透析室で働いてみてください。透析室の施設選びは上記の透析室の特徴を参考にマイナビ看護師など転職サイトを利用すると楽に希望条件の施設を探してもらうことができます。

スポンサードリンク