新卒の臨床工学技士の免許交付までに可能な業務について

免許交付までは医行為は不可能か??

新卒の臨床工学技士の場合、4月から病院に就職して様々な業務を開始すると思います。しかし、臨床工学技士の国家試験に合格して、免許申請を行い交付されるまでには、数カ月必要です。

したがって、免許が交付されるまでは、無資格ということになります。ただ、人手不足の施設では、できるだけ早く経験を積ませて戦力になってほしいものです。

今回、新人が久しぶりに入社することになり、免許交付までに可能な業務について、技士会に確認しました。新人が入社する施設では参考になると思いますので紹介します。

免許交付までに可能な業務(技士会の回答)

技士会に免許交付までに可能な業務について問い合わせたところ、業務問い合わせ担当者から回答をいただきました。

その結果、予想通り、免許交付までは医行為は不可能という回答でした。ちなみに臨床工学技士の業務で法的に認められているのが「生命維持管理装置の操作及び保守点検」です。そして、この中で相対的医行為にあたる部分は、医療機器の操作になるようです。

具体的には、透析でのシャント穿刺や、患者につながれている医療機器の操作などは相対的医行為に含まれるため、免許交付までは、実施不可です。

透析のプライミングについても相対的医行為という意見もあるようですが、多くの施設では、免許交付前から実施しているのが現状のようです。ちなみに、自分も免許交付前から透析のプライミングはしていましたし、実習生にプライミングをさせている施設もよく聞きます。

よって、免許交付前にできる行為は、保守管理、患者さんに接続されていない機器の操作や資格者の行為の補助作業となります。

早く医行為をする為には?

免許書の交付は、数カ月必要です。できるだけ早く相対的医行為を可能とするためには、免許申請時に「登録済証明書」が必要である旨を申請します。

そうすることで、登録済証明書が比較的早く郵送されます。登録済証明書により、免許取得の確認ができますので、登録済み証明書が届くと臨床工学技士の業務がすべて可能となります。