臨床工学技士の年収について(臨床工学技士に関する労働実態・意識調査より)

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はじめに

先日、臨床工学技士会会誌の最新号が配達されてきました。今回の会誌では、「臨床工学技士に関する労働実績・意識調査報告アンケート」に対する集計結果が搭載されていました。

このアンケートは、日本臨床工学技士会に入会している会員全てを対象としたアンケートです。日本臨床工学技士会は、臨床工学技士の約半数以上が入会している学会であり、アンケートの回答数も多いことから、とても信憑性の高いアンケートになります。

ただ、アンケートの回収率は、33.6%であり回答数は5287人・・・
毎度のことながら、回収率は低いです。

今回は、その中でもお金、すなわち年収について紹介します。このホームページでも臨床工学技士の年収を検索ワードとして、訪問される方がとても多いためです。

 

年収に関するアンケート結果

それでは早速紹介します。
2015年度のアンケート結果によりますと、臨床工学技士の年収は以下のようになります。

臨床工学技士の年収2015(日本臨床工学技士会会誌2015No.55P28より引用)

このアンケートは、200万円区切りなのがとても残念です。400万円と600万円とで一区切りにするのはどうでしょうか?両者では生活のレベルが大きく異なります。

201~400万円の範囲に30.9%いますが、正社員でしたらさすがに年収300万以上はあると思います。200万円以下は、パートや嘱託社員だと思われます。

全体としては、200万から600万円の間に多く分布しています。この範囲に、76.1%の臨床工学技士が該当します。(おそらく400万円台が一番多いと思います。)

数字だけを見ると、臨床工学技士の年収はとても安いと感じるかもしれません。ただ、一概に安いというわけではありません。

なぜなら、臨床工学技士は比較的新しい医療職種の為、年齢が若い人が多いためです。当アンケートの回答者は、20代が25.7%、30代が40.5%、40代が19.7%、50代が12.3%です。

年功序列制が崩壊しているといえ、毎年の昇給はあるので年齢が上がるにつれて年収は増加します。平均年齢が低いと年収は低いのは当たり前です。

ただ、施設によっては昇給が雀の涙のような病院も多くあります。高い年収をもとめるなら、昇給の良い病院で、成果をだして高い評価をしてもらう、もしくは、実力をつけて他の施設や企業に引き抜かれることです。

年収1000万超の臨床工学技士も0.9%います。病院勤務なのかメーカなどの企業、養成校の教諭なのか不明ですが、年収1000万円越えもわずかにいるようです。年収1000万円以上稼ぐには実力はもちろんですが、運も必要です。

 

臨床工学技士の年収のまとめ

高級車に乗ったり、贅沢ができるような高収入を求めたいなら、臨床工学技士は辞めましょう。臨床工学技士の給料の平均は、日本人の平均年収と同等である430~460万円と同等かわずかに高い程度です。この平均年収では、普通に1人で下宿して生活していても自由に使えるお金は4、5万円程度です。子供ができて過程を持てば、共働きが必要になります。特に、20代、30代の若いうちの給料はそれほど高くありません。

臨床工学技士を目指すのであれば、お金以外で医療機器の管理に興味のある人がならないとやりがいを見失ってしまうかもしれません。高収入を求めるなら医療職では医師しかありません。

実際、臨床工学技士で入社して1つの病院で生涯勤務している人は少ないようです。当アンケートでも、現在の勤務先が1つ目という人は、わずか4.5%です。ほとんどの人が、なんらかの理由で、違う職場に転職しています。

ちなみに、臨床工学技士の転職先や求人はジョブスルーなどの求人紹介サービスを利用すると、便利です。

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