透析患者の内服薬の副作用に注意

薬
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薬の副作用をよく観察しよう

先日、当院で患者さんが食欲不振・吐き気がひどくて食事ができない。との訴えがありました。しばらくは我慢していたようで、いつからかと聞くと、丁度、処方日となっていました。

吐き気がでるような薬の変更はないかと確認したところ、ホスレノールが増量されていました。ご存じかと思いますが、ホスレノールは、食欲不振や吐き気などの副作用が比較的多い薬です。リンの吸着薬に限らず、少量では副作用が現れなかったとしても、増量していくと副作用が現れる場合があります。

患者さん自身が、この薬を飲みだしてから調子が悪くなったと教えてくれる場合もありますが、患者によっては我慢したり黙っているままの人もいます。薬が変わったときは、次回の来院時などにより、体調について詳しく聞いてあげなければならないと反省しました。

以下、リンの吸着薬において比較的頻度の多い副作用について簡単にまとめましたので紹介します。他にも記載していない重篤な副作用もあります。詳細は、薬の添付文章をご確認ください。

一般名 副作用
フォスブロック 便秘(38%)、腹痛
レナジェル 便秘、腹痛
カルタン 血清Ca上昇(副作用少なめ)
ホスレノール 嘔吐、便秘
キックリン 便秘(15%)
リオナ 下痢
ピートル 下痢