医療従事者が心理学を学ぶメリット!オススメの資格を紹介します

心理学

透析室で働くうえで最も苦労することは、患者さん、もしくはスタッフとの人間関係かと思います。ひとつの空間で、定期的に顔を合わせるので一度でも人間関係が悪化すると非常に大変です。

この問題について今まで、いろいろ考えて実践しましたが「心理学を学ぶ」ということが効果的だったので紹介します。

心理学を学ぶメリット

心理学とは「心の化学」で、人間の考えや行動などを科学的に解明しようとする学問です。心理学が扱う範囲は非常に広く、仕事・プライベートなど、様々な場面で応用することができます。

例えば、患者さんから無視されたり・怒鳴られたりすることがあります。通常であれば、無視されるとイラついたり、落ち込んだりします。

心理学を学びだしてからは、「無視するのはどのような心理的な理由があるのだろうか?無視したり、虚勢を張る患者さんはどのような心理的な特徴があるのか?」など、学んだことの確認や分析をしていると、とても客観的に対応できます。

他にもメリットはいろいろありますが、心理学を学ぶことにより自分自身や他人について客観的に対応することができるようになったり、相手がなぜこそのような行動をしたのか?何を求めているのか?ということが理解しやすくなり生活や、仕事がスムーズに行えるようになると思います。

 

ということで、あまり上手にメリットが紹介できませんでしたが、以下より心理学を学ぶ方法について紹介します。

心理学の学び方

心理学の本を買う

最も簡単に心理学を学ぶ方法は、書店で心理学についての本を購入するという方法です。心理学といっても、非常にたくさんの分野に分かれています。(参照:心理学諸学会サイト

本屋で立ち読みした感じでは以下の本が役に立ちそうでした。

面白いほどよくわかる! 職場の心理学

決定版 面白いほどよくわかる! 心理学 オールカラー (PSYCHOLOGY SERIES)

大きな書店にて、立ち読みして自分の興味のある分野から学び始めることがおススメです。

心理系の資格を取得する

ただ本を買って勉強するだけなら途中で飽きてしまうかもしれません。また、せっかく勉強したのであれば、それを証明するために資格を取っておきたいものです。

ちなみに心理学の資格には、「①大学・大学院で専門課程を履修することで受験できる資格②通信講座を受講することで受験できる資格③誰でも受験できる資格」の3つに分類されます。

心理カウンセラーとして、病院や学校で働くなら大学院に進学して臨床心理士を取得することが必要です。しかし、それはかなり難易度が高くお金や時間も必要です。

現在の本職のスキルアップを目的として勉強するなら、通信講座や、心理学検定などの誰でも受験可能な資格を目指すので十分だと思います。

心理学の資格の紹介

まず、心理学の資格を目指す場合、どの資格に挑戦しようか決めなければなりません。資格により、金銭的な負担や難易度も千差万別です。

心理学の有名資格

臨床心理士

最も有名な心理系の資格が臨床心理士です。きっと誰でも知っている資格だと思います。

臨床心理士は、学会指定の大学院を卒業後、試験に合格することにより取得できます。大学院の受験倍率が非常に高く、臨床心理士の大学院に合格するための予備校まであるようです。

大卒の資格がない場合は、まずは大卒の資格を取得する必要があります。(心理系でなくてもOK)

公認心理士

心理学の資格は、民間資格しかありませんでした。そこで、国家資格を作ろうということで作られた資格が公認心理士です。2018年度から開始予定ですが、大学院を卒業して受験資格を得ることになります。

産業カウンセラー

産業カウンセラーは、働く人を支援するためのカウンセラーです。職場や組織内で必要な心理学に特化した資格です。受験資格は、指定の講座を受講することが必須となりました。

講座は、通信制と通学生がありますがどちらも、面接実習が104時間あり通学も必要です。受講料は、248400円と高いです。認知度が高く、カウンセラーとして募集要件として搭載している企業や病院もたまに見られます。

参照:日本産業カウンセラー協会

精神保健福祉士

精神保健福祉士は、厳密には心理カウンセラーの資格ではないのですが、心理カウンセラーの募集要件でこの資格が搭載されているのをしばしば見かけます。

精神保健福祉士は、社会福祉士とよく似た仕事です。異なるのは、関わる対象の違いです。社会福祉士は、すべての人を対象にし相談支援します。精神保健福祉士は、精神疾患を持つ患者を対象に相談支援します。

認定心理士

大学で心理学を学び(指定の単位を取得)申請することにより無試験で取得できる資格です。大学で心理学を学んだことを証明することができます。資格の効力はそれほどなく、心理系の通信大学で取得することも可能です。


通信制で心理学が学べる4年制大学一覧

  • 大手前大学 通信教育部
  • 放送大学(認定心理士の取得不可)
  • 東北福祉大学 福祉心理学科
  • 産業能率大学 現代マネジメント学科 カウンセリングコース(認定心理士不可)
  • 聖徳大学通信教育部 心理学科
  • 東京福祉大学 心理学部心理学科
  • 武蔵野大学 人間科学部人間科学科
  • 東京未来大学 子供心理学部
  • 中部学院大学 人間福祉学部
  • 京都橘大学 健康科学部

なかでも、東北福祉大学は、国家資格である精神保健福祉士の資格取得も可能なのでお勧めです。

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※通信大学の4年間の授業料は70~140万円。
※専門学校を卒業している場合は、2年次・3年次に編入学することが可能。
※通信大学でも年間10日ほど、大学に出向いての実習がある。

一般的に、企業や病院でカウンセラーの募集要件は、「臨床心理士」を条件としてあげています。その他の資格としては「産業カウンセラー」「精神保健福祉士」も記載されていることもあります。

通信講座により受験取得可能な資格

産業カウンセラー

先ほども紹介しましたが、産業カウンセラーは指定の講座を受講することにより、受験資格を得ることができます。

通信講座により受験可能な資格の中には、就職などにはほとんど効力のない資格がほとんどですが、産業カウンセラーは評価の高い資格です。

メンタルケア心理士、メンタルケア専門士

メンタルケア心理士の講座内容には、精神疾患予備軍や解剖など含まれており、精神医学の分野に比重が置かれたカウンセリング資格です。

メンタルケア学術学会認定の資格であり、文部科学省所管 財団法人 生涯学習開発財団からの認定も併せて行われます。

筆記試験のみの為、この資格単体で、カウンセラーとして就職するのは難しいですが、スキルアップや就職時のアピールとしては有効になると思われます。

メンタルケア心理士は、「不安、精神疾患予備軍」に対する領域の学習、メンタルケア専門士は、さらに精神疾患についての領域もカバーします。

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メンタルケアカウンセラー

上記、メンタルケア学術学会が主催する講座です。メンタルケア心理士やメンタルケア専門士などよりも、入門のカウンセリング講座です。

講座終了後に試験はなく、4回の削除課題をクリアすると、メンタルケアカウンセラーの資格を取得できます。

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受験資格が不要な心理学の資格

心理学検定

日本心理学諸学会連合(心理系学会の連合体)が主催する検定試験です。資格のレベルとしては、公認心理士などその他の心理学の基礎になる内容を対象としています。

試験は、心理学の10科目(A領域5、B領域5)について行われ、A領域の5科目、B領域の5科目の10科目すべてに合格すると「特1級」が、A領域の4科目を含む合計6科目に合格すると「心理学検定1級」が、A領域の2科目を含む合計3科目に合格すると「心理学検定2級」が取得できます。
A領域:原理・研究法・歴史 / 学習・認知・知覚 / 発達・教育 / 社会・感情・性格 / 臨床・障害
B領域:神経・生理 / 統計・測定・評価 / 産業・組織 / 健康・福祉 / 犯罪・非行

(http://www.jupaken.jp/preface/summary.htmlより引用)

日心連が主催する検定試験である為、認知度が高く毎年5000人ほどが受験しています。臨床心理士指定の大学院受験の為に取得する人も多いようです。

「心理学を勉強したいけど、どの資格を目指したらいいかわからない」という人は、すべての心理学の土台となる基礎が学べる心理学検定の受験がオススメです。興味のある分野を選んで勉強できるのもいいですね。

勉強法は、心理学検定 基本キーワードを読んで、練習問題として心理学検定 一問一答問題集[A領域編]心理学検定 一問一答問題集[B領域編]で知識の確認をするといいです。

メンタルヘルス・マネジメント検定

こちらの資格は、産業カウンセラーの内容に近い内容で、職場のメンタルヘルスについての心理学検定です。非常に実践的であり、職場内の人間関係に悩みがある方は是非学習してみるといいです。

Ⅰ種~Ⅲ種のコースが設定されています。

[Ⅲ種セルフケアコース]

「一般社員向けの内容で、会社における自分自身のメンタルヘルス対策の推進についての資格です。」

ストレスをためない工夫、ストレスへの考え方、ストレス対処など、精神疾患にならない為にはどのように仕事に取り組めばいいかを学ぶことができます。

[Ⅱ種ラインケアコース]

「管理職向けの内容で、上司から部下のメンタルヘルス対策の推進についての資格です。」

管理職向けとありますが、一般社員にも有益な内容が学べる資格です。内容は、Ⅲ種の内容も含みさらに、労働に関する法律や、組織内の関係を円滑にするためのコミュニケーション技術なども含まれます。

[Ⅰ種マスターコース]

「人事・総務、経営者向けの内容です。社内全体でのメンタルヘルス対策の推進についての資格です。」

メンタルヘルス・マネジメント検定は、どれも非常に実践的で学んだ内容をすぐに使えます。試験内容は、公式対策テキストから似たような問題が出題されますので、試験自体は簡単です。職場の人間関係に悩んでいる人は是非勉強してみてはどうでしょうか?

[公式テキスト(以下Amazonリンク)]

心理学学習のまとめ

難関の心理士の資格を取得した臨床心理士ですら、年収は300万円以下が大半だそうです。日本では、相談してお金を払うということが浸透していない為、カウンセラーの待遇はあまりよくありません。

ただし、世の中の多くのことに心理学が利用されています。仕事、プライベート、人間関係、悩み、子育て、営業などなど、本当にいろいろなことに応用することができます。

現在の本業のスキルアップや、プライベートの充実などを目的に心理学を学ぶのは非常に有効な投資だと思います。最後に今回紹介した、資格の難易度・コストをまとめた表を載せておきますね。

難易度
(易しい準)
コスト 資格名
1 メンタルケアカウンセラー
2 メンタルヘルス・マネジメント検定
3 心理学検定
4 メンタルケア心理士
メンタルケア専門士
5 認定心理士
6 産業カウンセラー
7 精神保健福祉士
8 臨床心理士・公認心理士

 

ちなみに、私は心理学検定の勉強中です。(^^♪

心理学検定
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