透析患者のエネルギー摂取は大切!食欲がないときの補助食品を紹介します。

栄養補助食品

エネルギーとは?

人間が生命活動を維持していくは、エネルギーが必要です。歩いたり、運動したりするのには、もちろんエネルギーが必要です。それ以外にも、基礎代謝といって、何にもせずにゆったりしているときでも、呼吸・心臓の活動など生体内の活動にエネルギーが使われます。

消費カロリーよりも摂取カロリーが多過ぎると余分なエネルギーは、脂肪として体内に蓄積してメタボの原因になります。

逆に、摂取カロリーが消費カロリーより少な過ぎるのも問題です。人間の体は、エネルギーが不足すると体の脂肪と骨格筋を分解してエネルギーとして利用します。このように骨格筋が減少していくことを「サルコペニア」と呼びます。

サルコペニアは、要介護・用支援状態になる大きな原因と言われています。寝たきりになると、さらに認知機能の低下も進行して生命予後を悪化させてしまいます。

透析患者に必要なエネルギー量は?

生命活動に必要なエネルギーは、食事によりとりいれなければなりません。透析患者が1日に必要なエネルギー量は、30~35kal/kg標準体重/day(日本腎臓学会)と提唱されています。

これは、体重1kgにつき30~35kcalのエネルギーが必要という事です。

30~35kcalと幅があるのは、筋肉量が多い人や活動量の多い若い人などは、35kcalで計算するといいとうことです。

例えば、標準体重が40kgの人が1日に必要なカロリーは

40(kg)×30(kcal)=1200kcal

と計算します。

ちなみに標準体重は以下の式により、計算します。

標準体重(kg)=身長(m)×身長(kg)× 22

透析患者は炎症、二次性副甲状腺機能亢進症などにより代謝が亢進されやすいです。その為、目標摂取カロリーが一般の人よりも少し多めに設定されています。

エネルギー摂取量を増やす補助食品

エネルギーを十分に取るためには、揚げ物や炒め物など油を多く使った調理方法が有効といわれています。ただ、体調がよくないときやどうしても食欲がないときは、油っこい食事は苦痛だと思います。

そこで、足りたいエネルギーはゼリーやジュースなどの栄養補助食品で補給するという方法が有効です。いろいろ透析関連の書籍をみていると以下の補助食品が紹介されていましたので搭載しときます。

メディミル®プチロイシンプラス バニラ風味 100mLx18

メディミル®プチロイシンプラス いちごミルク風味 100mLx18

プチロイシンプラスは、100mlのジュースで、エネルギー200kcal,タンパク質8.0gが含まれています。食事量が全体的に低下することにより、血中アルブミン,リンなどの値が低下してきた場合などに有効です。

その他にも、以下の栄養補助食品はエネルギーとタンパク質を効率よく補給することができます。

森永乳業 エンジョイクリミール コーヒー味 125ml×24個

明治 メイバランス ソフトゼリー バラエティBOX 5種類×各6個(計30個)

テルミールミニ 125ml (TM-S1601224・コーンスープ味) 24個入

ジュース状のものやゼリーなど、食べやすいように工夫された食品はたくさんあります。味も飽きないようにたくさん発売されています。

食欲がないときや、調理が面倒なときなどに栄養を補助する目的で接種ルするのは非常に有効だと思います。

まとめ

最近の透析現場の問題としては、通院や介護に関する問題が増えています。自力で歩いたり、日常生活を送ることが困難な患者さんが増加しており、家族やスタッフの負担も大きくなります。

自力で行動ができなくなると、患者さん自身のQOLも大きく低下することや、下肢の骨格筋が減少すると血液循環にも影響があり、透析中の血圧低下や下肢の引きつり、むくみが発生しやすくなります。

延命するだけでなく、元気で長く生活するためには、しっかりとと食事をとり、ほどほよく運動をして下肢の筋肉を鍛えることが大切だとつくづく思います。