透析での止血バンド使い方と注意点について

止血バンドについて

透析の現場でも、止血バンドが多く使用されるようになりました。私が入社した当時は、透析後の止血は、止血バンドを使用しないで、患者自身に押さえてもって止血している患者が大半でした。指で、止血するほうが力の加減もしやすく、適正な力で止血できるため、内シャントや人工血管の止血には、有効であると思います。

ただし、現在では、患者の高齢化などにより、自分で止血が十分に出来ない患者が増加してきました。また、災害などで緊急避難しなければならない場合は、抜針して、止血する時間的余裕もありません。それらの理由により、止血バンドを使用して止血する患者が増加しました。今回は、どのような止血バンドがあるのかということと、止血バンド使用時の注意点について紹介します。

 

止血バンドの種類

止血ベルトは、amazonなどの通販で販売されています。病院で購入すると、定価価格で購入させられて高額になることが多いので、自分で購入するのがいいと思います。

布製

一般的に広く使用されています。ただ、布製では血液が付着した場合、清掃に手間がかかります。

アグリス 止血バンド ピンク 1本

亜グリスの止血バンドは、マジックテープの力が非常に強いため、はがすのにちょっと強い力が必要です。

止血帯 駆血帯 ワンタッチ (青) お得な 2個 セット

マジックテープを使用していないタイプもあります。

プラスチック製

プラスチック製もあります。プラスチック製では、血液が付着しても簡単に清拭できるため管理しやすいです。

シティ貿易株式会社では、一本300円で販売しています。ただし、購入は100本単位だそうです。
止血クランプ
ご注文は、電話・FAX・emailで行えます。代引きで発送してくれるようです。
<シティ貿易株式会社の連絡先>
・電話:03-6417-4370
・FAX:03-6417-4371
・e-mail:info@cithtrade.jp

 

止血バンド使用時の注意点

強く締めすぎない

止血バンドを使用時の注意点としては、強く締めすぎないことです。止血バンドでは、指でピンポイントで押さえて止血するのと比較すると、腕を一周圧迫してしまいます。その為、血管の複側路(血管の他の流れ道)の血流の流れも止めてしまう恐れがあります。

血液が滞留すると、血栓ができて内シャントが狭窄します。また、運が悪ければ、形成された血栓が肺や脳の血管に飛びますと、肺塞栓や脳梗塞など重篤な合併症を引き起こします。

そこで、止血ベルトで締めるときは、強く締めすぎないように注意してください。止血した後に、ベルトを巻いた部位より中枢側のシャント血管に触れてスリルが感じられるか確認してください。スリルが感じられないときは、血流が完全に止まっています。ベルトを緩めるようにしてください。

外すのを忘れないように

長時間血管を圧迫していると、流れが悪くなるので血栓を作って、シャント狭窄のリスクを大きくします。止血時間を確認して、時間が経ったらベルトを忘れず外すようにしてください。

スリルが感じられれば、シャント血流は流れています。

 

止血バンド使用のまとめ

止血バンドは、適正に使用すれば、スタッフの労力削減や、患者の負担が軽減されます。ただ、誤った使用方法で使うとシャント狭窄のリスクを高めてしまうこともあります。

患者ごとに、適正なベルトを締める力は異なります。それぞれの患者の内シャントの特長を理解して、気おっ苦することにより、適正に止血ベルトを使用できるようになると思います。

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