医療職の職業選択の悩み・・・(臨床工学技士と放射線技師はどっちがいいか?)

よくある質問

ブログを運営していると、たまに質問メールを受信することがあります。

よくある質問は、『会社員ですが、辞めて臨床工学技士の養成校に通いたいと考えています。現役でなくても就職はありますか?』といった内容や、『臨床工学技士になるか、看護師になるか迷っている。どちらがいいですか?』といった質問です。特に、コメディカルの職種の選択で悩んでいる方が多いです。

就職については、専門学校や大学などに直接聞いたほうが良いでしょう。私が就職したのは、約10年前なのでその時とは状況が変わっているかもしれません。

職種の選択についての質問は、『人生を左右するような重要な事項を、匿名のブログ運営者の回答で決めていいのか?』と思います。それに、臨床工学技士と放射線技師どちらがいいですか?と聞かれても、私は放射線技師として働いたことがないため、どちらがいいのかを判断することはできません。

『他人の畑は青くみえる』という言葉がありますが、放射線技師はレントゲンを撮るだけで、楽そうなイメージがあります。実際には、単純レントゲン一つにしても、病態をわかりやすく診断するために、いろいろな撮影のコツなどあるのでしょう。

その為、どっちがいいのか?と聞かれても正直わかりません。『やりたい仕事で選択したらいいのでは・・・』と回答するくらいしかできません。

飽和しているから嫌

『臨床検査技師,放射線技師、理学療法士は、飽和しているから臨床工学技士になる。』という意見もよく聞きます。

飽和していると、就職時の競争率が高いのが嫌なのでしょうか?ただ、飽和していても毎年一定の定年退職者がいるので、新しい採用もあります。就職のしやすさや、競争率の低さで選択するのでなく自分が本当にやりたい仕事で職業選択をすることが大切だと思います。

ただ、検査技師だけは、本当に飽和状態が厳しいようですね・・・

 

将来性を考えるのは大切

職業を選択する上で、これから仕事が広がっていくのか?数十年後も需要があるのか?を考えることは、非常に大切なことだと思います。

アメリカの労働省データでは、このようなデータがあります。

なくなる仕事

人の代わりにコンピューターが代用できる仕事は、なくなってしまう。というものです。詳細の記事はこちらを参照ください。

さまざまな、業務の中で最大のコストは人件費です。これからも、科学や技術の発達によりどんどん、機械で代用できる仕事は、人間から機械に切り替わっていきます。

透析の現場だけでも、私が入社した時と現在では、10年もたっていませんが、入社時には想像もできないほど自動化に移行しています。例えば、

・透析圧などのデータ入力の自動化

・除水計算の自動化

・プライミングの半自動化

・透析の開始操作の自動化

・透析の返血手技の自動化

などなど、たくさんあります。

楽になったなーと思う反面、危機感も覚えます。自動化により、技術がなくても透析業務が簡単に行えてしまいます。正直、現在の維持透析のルーチン業務(穿刺以外)ならそこら辺の中学生を連れてきても3か月も教えれば、普通に行えると思います。

血漿交換やアフェレシスのプライミングでさえ自動化により、誰にでもできるくらい簡単になっています。ACH-Σでのアフェレシスのプライミングなら、新人看護師でもできるのではないかと思います。

その為、脳となる管理職さえいれば、平社員は必要なくなるかもしれません。国家資格があるから安心と胡坐をかいていたら数年後に首を切られてしまうかもしれません。

その為、職業選択や勤務先を選択する上で、機械化できない仕事を広げていける職種か?病院か?ということは、考えて選択したほうがいいかもしれません。

 

まとめ

ルーチン業務は、これからもどんどん自動化されます。また、簡単なルーチン業務は、東南アジアなどからの低賃金で雇える人材に置き換えられる可能性もあります。

プログラマーなどが典型的な例です。

数年後に仕事がなくなってしまわないためには、ルーチン業務ができるようになったら、次の段階の人間にしかできない仕事能力を身に着けることです。

例えば『研究、トラブル対応、システム作成、メンテナンス』といった技術です。そうした技術を身に着けていけば、臨床工学技士の仕事は、専門性や範囲が広く、機械には代用できない仕事が多くあるので、そんなに未来は暗くないと思います。


にほんブログ村 病気ブログ 人工透析へ
にほんブログ村

1 個のコメント

  • TAKA様

    放射線技師はレントゲンを撮る
    だけで、楽そうなイメージ・・
    他人の畑は青くみえるって事で
    誤解されてるようなので一言。

    放射線治療、PCI・TACE等のIVR、
    CT、MRI、RI、消化管撮影等など
    多岐に渡って結構大変なんですよ
    急患対応等で昼食を摂れないまま
    帰宅したり、忙しい当直に当たると
    一睡もしないまま翌日勤務したり。

    とは言うものの、急性期の病院と違い
    HDの病院では放射線技師には大した
    業務はなく、傍から見れば羨ましいかも・・
    時間に追われ、アドレナリンを出しながら
    業務をこなしていた頃が懐かしい昨今です。

                           では

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です